ミモザ
ブリッジクラブのテーブルにミモザの花束がたわわにいけてあった。桜 連翹 ミモザ もうそういう季節が巡って来たんだ。
高橋尚子は気の毒だった。マラソン選手はほとんど絶対と言ってよいほど贅肉のないスリムな体をしている。日本人は首が前に突き出して猫背が多いのだが、彼女は首が真っ直ぐに肩の真上についている。頭部は10キログラムもあるそうなので、それが前方に傾いているとバランスが取り難い。そういう意味からしても彼女の身体は走る事に適しているのだろう。しかし久しぶりに画面に現れた彼女は艶が無く、しぼんだ感じがした。食事と練習量の管理は熟知していたのだろうが、精神的な圧迫感がそのバランスを崩したのだろうか?