みずがき山とミツバツツジ
三脚ともつれ合いながらも、お陰様で目では捉えられない水の柔らかな
布や糸のような表情を画面に止める事ができた。
吐竜の滝までの小道は新緑と苔と曲がりくねった木々と宮崎駿の描く世界
そのもので、どこまでも入り込んで行きたい誘惑に駆られる。現実はクマに襲われる
かもしれないのでその勇気はない。
バスを降りると眼前には息を飲むような岩山のみずがき山と白樺林、ミツバツツジ
とレンゲツツジが広がっていた。山歩きを趣味にする友人たちはこうゆう山を見ると
登りたいと思うのだろうが、私は見るだけで十分です。
振り返ると空から光の架け橋が懸っていた。
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