水仙郷

爪木崎水仙の香りはカサブランカのようにドキッとするような強烈な香りでもなく食べ物の誘惑的なかおりでもなく馥郁とした香り。

水仙卿撮影のために水仙に囲まれて身を屈めているとその香りに包まれて幸せななんともいえない気持ちになる。うっかりすると急斜面を転がり落ちて青い海に吸い込まれそう。ナルシソスの伝説を思い出した。彼はもしかしたら姿に見とれたのではなく香りに幻惑されてすべりおちたのではないか?

満開香りに惹かれて水仙を一束買った。バスの中も2日目の今も1メートル位に近づくとあの幸せの香りが漂う。

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