台風一過

そば 086

昭和30年代私が子供だった頃、台風が来るとなると父は何だかウキウキと

雨戸(当時は全部木製だった)に大きな釘を打ちつけ、ろうそくを用意して

ラジオに聞き入る。学校はお休みになるし、夕刻になるとどうい訳か我が家

ではすき焼きでちょっとしたお祭り騒ぎだった。

普段はザリガニ取りなどしている水深10cmほどの家の前の2メートル足らずの川は

溢れそうに濁流が勢いよく流れる。台風が去った翌朝はその川をちょっと見直した

記憶が甦る。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です