思い

故郷の近くで父は、若い頃畦道を自転車の後ろに幼児の私を乗せて

本家との間をよく行き来したものだと語りだした。ふと後ろが軽くなったので

振り返ると、田んぼの中で泥だらけの私が父を見上げてニターと笑ってたよ

と懐かしそうに話した。瞬間湯沸かし器風の処があって子供の頃は怖かった

けれど、幼児の私を愛しいと思ってたんだよと伝えたかったのかしら。

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