40年目のエキスポランド

 万博以来40年振りにエキスポランドに足を踏み入れた。

各電力会社から集められた電力館の館長始め全スタッフも

我々ホステスや警備員に至るまで、皆 夢と希望と活力に溢れていた。

初めて食べたケンタッキーフライドチキン。お祭り広場では大なべにソーセージ

をぐつぐつ茹でて、ビールを飲みながら踊るドイツ館の人々。

携帯電話やパソコンで新聞を読む事など今では当たり前。当時他所のパビリオン

に行くときに乗せてもらった電機自動車は、今 自分の息子がその仕事で働いている。

、電力館で働いていた半数近くの人が40年目の同窓会に集まった。

エキスポランドの奇妙に見えそのうち見慣れたパヴィリオンは

姿を消して一部は標識のみが残っている。

 せせらぎの側に立っていた電力館は標識もなく、40年間にしっかり育った木々

に囲まれて緑の原っぱになっていた。

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