相似形

相似形
70年代の初め、シカゴの郊外のエバンストンに着いた次の日の朝、小さなスーパーで初めて黒光りのするこのチェリーに出会った。ブラウンバッグに1ポンドを買って食べながら歩いた。
高校時代の幾何の先生が亡くなった。あの頃30代前半の若い先生だった。キューピーというあだ名のとうり、正円に近いお顔で今でも笑顔が思い浮かぶ。文化祭の時、3,4歳の息子さんの手を引いてあるいておられる後姿が相似形だった。今も相似形ならその息子さんにお会いしたいと思う。

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