プラントで働く人々
1980年代の初めごろ4年間、クウエ-トに駐在したことがある。日揮 IHI アラビア石油 、イラクとクウエ-トの境にあるカフジで働く人々と会うことはあまりなかったが、イラクイラン戦争のさなかだったのでプラントの人達が逃げてきたら
対応できるようにと会社からお達しがあった事を覚えている。幸い逃げてくることは我々の滞在中はなかったのだがカフジで働く20人近くの人を家庭料理でもてなしてた事は数回あった。滞在中にアメリカ大使館が軽トラックの自爆テロに見舞われて
何十キロも離れていた社宅にも振動が走った。大使館の前のヒルトンホテルにいた日本人が飛んできたガラスでけがをしたりした。我々が帰国して数年後に、イラク戦争で人質に取られてイラクに連れて行かれた同じ会社の人達の恐怖の日々も聞いている。
今回の出来事はとても人ごととは思えない。