どくだみ
名前のドクドクしさに反して楚々としてくっきりした様子は好ましい。花は先端の白いしべのようなものがそうらしい。どんな条件でもやたらめったら蔓延るのは憎らしいというより、健康的で頼もしいなどと思ってしまうのは子供のころから親しんで好ましいと思っていたからに違いない。転んでひざ小僧に擦り傷を作った時は葉を揉んで傷に当てていた。その頃はバンドエイドなんてなかったんだ。
花言葉は白い追憶、そして利尿作用や緩下作用や消炎作用等についても近年化学的に証明されたのは嬉しい。クエルシトリンとデカノイルアセトアルデヒドがその有効成分であるらしい。若い頃、薬学部になんてチラッとでもよぎったのは恐ろしい事だった。