憶い出


この布張りの古色蒼然とした本は昭和3年生まれの人達が開戦の年に旧制北野中学に入学し、終戦の年の3月に卒業して40年後に当時を振り返った憶い出集です。
 戦争を知らない子供で終わる筈の人生の終盤に、何故か戦争を身近に感じる時代になってしまいました。その学年には手塚治虫氏や人工心臓の渥美博士も在籍しており、その少年の頃から天才肌だったそうです。徐々に戦況が悪化して度重なる空襲で、目の前で友を失い、自身も被爆した人達の記録です。心して読ませていただきました。

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