今年もアガパンサスの青い花が咲き始めました。いつも楽しみにしていた題名のない音楽会の羽田健太郎氏が亡くなられた。最後の追悼番組を録画して見た。本当に音を楽しみ、楽しませてくれた人だった。まだまだ一杯仕事をして貰いたかったのに。今回の番組では、羽田氏の絶賛した大谷康子さんのツィゴイネルワイゼンは素晴らしかった。最後は聖者の行進で幕を閉じたのも彼には似合っていた。ディキシーの町、ニューオリンズはこの曲で葬列が街を行進することも多いそうだ。一つだけ嫌だったのはピアノの上の百合の花束、まるで花の骸のよう。月並みでも良いから一輪をピアノの上に置くだけにして欲しかった。